こんにちは!永平寺ハウス(入所)です👩
永平寺町はとても自然豊かな環境です。
春には野桜、5月は藤の花、真夏は青々とした沢山の樹木たち。秋には色彩豊かな紅葉、冬には深々と降り積もる雪。
猿や猪など野生動物たちの生き生きとした姿も見ることができます。
四季折々の美しい光景を見渡せる、けやき台という高台に永平寺ハウスは建っています。
とても美しい場所ですが、土砂災害や大雪などの防災への備えも充分に必要な場所です。
私達は入所、ショートステイ、通所など、多くのご利用者をお預かりしており、同時に永平寺ハウスで多くの職員も働いています。
災害が起きそうな兆候とはどういうものか、もしも災害が起こった時にどういう対応をとるのか。
たくさんの命を守るために、避難訓練や火事への対応も毎年訓練しています。
先日、防災安全委員会の委員長や施設長を中心に、はじめて【防災考察】というものを行いました。
施設の中では、地震への備えとしてタンスの位置は大丈夫か、きちんとベッドは固定されているか。
有事の際の避難経路はどういう順路か。
施設周囲の危険な箇所はどこか。
施設周囲の擁壁、大雨時にはどういった兆候に気をつけるのか。
非常食の場所はどこにあるのか、発電機の作動方法の手順。
防災安全委員会のメンバーや施設長を含めた管理職、看護師やケアマネ、介護職などの多職種で施設内外を周り直接目視で確認をしました。
防災安全委員会委員長 手塚さんに話を聞きました。
Q:今回始めて【防災考察】を行いました。どういった意図で行いましたか?
A:毎年の様に土砂災害・地震が起きているなか、昨年の南越前町の水害、先日の石川県珠洲市の地震、災害のまえでは人は無力だということを痛感しました。備えあれば憂いなしという言葉があるように、常にアンテナを張り「まずは知る」ということが大事だと思い行いました。
Q:【防災考察】を行なってどうでしたか?
A:長年勤めていても、建物の中の事、また外の事がまだまだ知らないことばかりでした。日頃、施設の設備に関してもどういう役割をしているのか?というのも知らなかったので、みなさんと知識を深め共有することが出来たので良かったと感じました。
Q:今後、防災安全のためにどういったことをしていきたいですか?
A:災害は日常に潜みます。危機感を持ち”最悪の事態”を想定し、自分だったらどう動けるか?という思い、「いつでも災害は起こるものだ」というのを動画や情報を発信し、皆さんと考えていきたいと思います。
私も今回の【防災考察】に参加し、今まで知らなかった発電機の作動方法や擁壁の危険兆候を知ることができ、良かったと思います。
この事を施設全体で共有していき、より防災意識を高めていきたいと思っています。